モナコのアルベール二世に隠し子続々 
先日即位なされたモナコのアルベール二世といえばそのプレイボーイぶりで有名ですが、英タブロイド紙が早速その庶出子と称する子供とその親をすっぱ抜いています。
4月中頃にMail on Sundayが報じたのは、
さらに、5月3日のDaily Mailによると、元客室乗務員
この話は、私がもたもたしている間に、フランス誌の記事を元に日本でも配信されましたね。
さて、この両記事に共通することは、記事の中で「この庶出子が皇位継承権を持つ(可能性がある)」とされていることです。それについて、レーニエ三世の母君である
さて、この先例によって、アルベール二世がアレクサンドルなりジャズミンなりを養子とし、継嗣とする、という憶測がなされているわけです。しかし、問題があります。別にアルベール二世には庶出子に公位を継がせなければならない義務も理由もないのです。まぁ、本当に父親だとすれば、それなりの待遇をすべきなのは人情でしょうけども。
もっと、大きな問題は、現在のモナコ法では、養子は公位継承権を有しないのです。シャルロット公女の件は、1882年の家法によるもので、この法では養子にも継承権が与えられるようになっていました。しかし、2002年憲法改正にともなう継承法の改正で、養子には継承権が与えられないようになりました。正確に言うと、養子の継承権の言及が憲法にはない。したがって、この庶出子が仮に養子となっても、現在の法の下では継承順位に影響を与えません。
もっとも一つ道があって、それはアルベール二世がその庶出子の母親(今回ではTamaraかNicole)と結婚して準正することです。モナコの民法では、後の結婚による庶出子の準正を認めています。もっとも、これが2002憲法のいう「直系嫡出子」に当てはまるのか、または微妙に別物となるのか。一般的には前者のような理解なのですが、法的にはもう少し煮詰めが必要なようです。しかし、まぁ、これを入れれば、可能性がないわけでもない、ぐらいにはなります。
モナコの公位継承に関しては、『サウスアイランド公国ブログ自治領』中の記事「モナコの公位継承」のコメント欄で少し簡単且つ乱暴にまとめていますので、ご参考に。いずれここでも書くつもりではおりますが。
| 初版公開日 | 2005-05-07T23:38:52+09:00 |
| 最終更新日 | 2009-12-05T14:15:20+09:00 |
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養子による嫡出子化
以前からシャルロット公女が庶子でありながら
モナコの継承権者となったことは不思議に思っていたのですが
シャルロット公女は父公の庶子の資格ではなく
養子の資格において継承権を認められたのですね。
日本でも、非嫡出子を養子にすることで嫡出子化することが
ありますが欧州にも似たようなことがあるものなのですね。
(もっとも、最近親の女系継承者がドイツ系という問題も
背景にあった特殊例のようですが)
しかし、代替わりして続々とこういう話が出てくるというのも
モナコらしいと言いますか(^^:。
こんばんは。
おそらく、フランスとの関係もあったのでしょう。
条約改正と同時に規定が無くなったのも(まだフランス議会は批准してないけど)、フランスに気を遣わなくても良くなったからではないかと。
まぁ、一時期アルベール殿下ゲイ説もあったのですけど、少なくとも女性がオーケーだという証明にはなりそうです(苦笑)