[外篇/ここに関するメモ]

遅ればせながらTitle News Titbitsのご説明 最新版 / 2006-05-30 (火)

このTitle News Titbits(通称:称号ニュース)は欧州を中心とする世界の王侯貴族に関するニュース記事をご紹介するものです。

もともとIneffabilis!ブログ中で何件かニュースをまとめて紹介していましたが、やがて掲示板で行うようになり、スパム被害を受けて現在のようなrss(xml)配信のシステムへと変えました。

スタンスとしては、私dzlfoxが読んだ(主にオンラインの)ニュースを日本語でまとめたクリップしたものをついでに公開している、というものです。

したがって、あくまでニュース記事の翻訳でもなければ、網羅的にニュースを取り上げているわけでもありません。御覧になればお分かりの通り、「ニュース」というには配信が遅すぎる時もありえますし、訃報と出生の記事が大半だったりします。

種種の話題を取り上げるには私も案外多忙だ、ということもあるのですが、ゴシップ的もしくは扇情的な記事は他にも(日本語で)扱うところはあるので、敢えてそこまで頑張って取り上げていない、ということもあります。

どちらかと言えば、日本ではあまり取り上げられていない、貴族階級・紳士階級の訃報、慶事を通じて色々類推する楽しさを提供したいと思っています。ついでにその人物が何か面白い経歴だったり、称号だったりすればなるべくその背景も記事中で取り上げるようにしています。あまりにも重要な、もしくは速報性が重視されるようなニュースの場合、Ineffabilis!の方で取り上げることがあります。

日本の皇室のことはあまり取り上げません。官報なり、Mainichi-MSN Interactiveなどでご動向は追えると思っております。ただし、重要な事態の際に海外のメディアの捉え方を紹介する為に記事にする事はあります。はっきりいって、日本の話題に関する海外メディアの報道状況を日本のメディアが伝える際の記述は信用なりませんので。

お隠れになる事の表現について

君主・貴族等がお隠れになる表現について、このTitle News Titbitsのポリシーを記しておきます。

  • 崩御:君主
  • 薨去:王族(君主の一族)、貴族(およびその夫人)
  • 卒去:儀礼貴族、准男爵、騎士
  • 逝去:庶民

「崩御は天皇以外には使わない」というご意見は重々承知していますが、君主は平等であるという現代の原則と、「それは本朝では天皇以外の対象が考えられなかったから」という考えの下で君主全員に対して用います。重要なのでは、退位・廃位した君主もヨーロッパの慣習に従ってこの範疇に入るという事です。

二番目の薨去における「貴族」という語ですが、これは'noble'です。したがって英国ではpeer(例外としてその夫人も)のみがこの範疇に入ります。スコットランドではBaronもこの範疇です。儀礼的に父親の称号を用いている儀礼貴族は'noble'ではないので、このカテゴリには入りません。ただし、フランスやドイツでは、当主以外の家族もみな'noble'です。称号を持っていなくても'noble'な人もいます。彼らはこの範疇に入ります。このように各国の事情にしたがって、その称号が属する国の法で'noble'か否かを判定しています。

三番目にはスコットランドのMasterも入れておきます。

四番目の庶民の定義ですが、上記にある通り、英国法ではpeer以外はnobleではないので、peer以外は庶民となります。ただし、三番目に列挙している人らに関してはその社会的立場に配慮して卒去とし、それ以外を逝去と記します。公爵の次男であっても騎士などでない限りこの範疇に入れます。

以上の原則を以前から適当に当てはめていたのですが、西京子様のブログでの記事に共鳴したこともあり、今年ぐらいからもう少し厳しく用いることにしました。もちろん西京子様のご意見は本朝に関するもので、欧州の関するものではなく、あくまで私が勝手に解釈して応用しようとしているまでです。ここに名前をお出しして返ってご迷惑かもしれませんが。

とりあえず上記をご一読くださればこの称号ニュースの性質がお分かりいただけるかと思います。ちなみに、システム的には、設定すれば私以外の方もポストできますので、私が抜かしている記事をポストしたいという奇特な方がいらっしゃればご一報下さい。

dzlfox 謹白

1: 西京子 (2006/06/01 14:42)
dzlfoxさま。

「Title News Titbits」
英語が駄目なので、dzlfoxさまには、申し訳ないと思いつつも、楽しみにしております。

「はっきりいって、日本の話題に関する海外メディアの報道状況を日本のメディアが伝える際の記述は信用なりませんので。」
なんとなくそんな雰囲気は感じていましたが、やはりそうなのですか・・・。
(今度から気をつけよう)
2: 西京子 (2006/06/01 14:45)
続き

「「崩御は天皇以外には使わない」というご意見・・・」
そのような説は初めて伺いましたが、となると、皇后陛下、太皇太后陛下、皇太后陛下の場合にも使わないということでしょうか・・・。
用例もあることですし、仰る通りに海外君主にも「崩御」の語を使っても問題はないと思います。
ただ、その心意気は惜しいです(違)

「もちろん西京子様のご意見は本朝に関するもので・・・」
種々の訳についても興味深く拝見しています。
3: dzlfox (2006/06/01 15:07)
西京子様

特に某共に同じ通信は要注意です(苦笑)

>皇后陛下、太皇太后陛下、皇太后陛下の場合にも使わないということでしょうか・・・。

確か、本朝以外の君主に、という謂であったと思います。紛らわしい書き方をして申し訳ありません。
4: 西京子 (2006/06/07 19:39)
dzlfoxさま。

「特に某共に同じ通信」
ん?どこだかわかりません(爆)

「確か、本朝以外の君主に、という謂であったと思います。」
丁度、今調査中の関連ですと、平成五年八月四日官報の「皇室事項」に
「ベルギー国国王ボードワン陛下崩御につき、八月一日から八月三日まで三日間宮中喪を発せられた。」
う~ん、近代以降は公的にも使用されているわけですから問題はないかと(まだ言う)
5: 西京子 (2006/06/07 19:43)
補足

官報引用後に「とあります。」が抜けておりました(汗)
どうにも、最近駄目です・・・
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