l.aquarius氏(Lucius氏と書いた方が良いでしょうか)からトラックバックを頂きました。
英国のPrinceの称号における'The'についてです。引用が長くなると気が引けるのですが、上手くカット・編集する能力に欠けているためですので、ご容赦下さい。
あらためて王族の称号(爵位がない場合)について調べてみると、君主の子は'HRH The Prince/ss'、男系の孫は'HRH Prince/ss'、男系の曾孫は'Lord/Lady'と、君主から一代離れるごとに微妙に格が下がっていくんですね。孫に'The'が付かないのは、今回調べて初めて気づきました。
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貴族の儀礼称号で'The'が欠けているのは、'The'が敬称を略したものであることから、本人が有爵者ではないことを反映しているとして、王族の称号で'The'が欠けているのはどういう意味を表しているのでしょう。貴族の儀礼称号と違って、君主の孫は本人がPrinceのtitleを持っているはずですし……。
さて、実はこれについては私も以前調べたことがあるのですが、明確に示すような記事等は無かったものの、基本的にはやはり格の違いを示しているものです。
では、この'The'は何かの略か。
おそらくそうではなく、実際に君主の子である、ということを示す英語的な'The'です。実は王族のPrinceもTitular Dignity of Princeといって一種の儀礼称号なのですが、その中でも「君主の事孫とは違うぞ」という意味で'The'をつけているようです。ただし、どうもこれは近現代の慣習のようです(ソースなし。どこかで読んだ気がするが)。
以下は蛇足です。
- HRH The Prince Charles of Great Britain
という人がいた場合、これはあくまで:
- HRH Charles, The Prince of Great Britain
の簡略形です(Great Britain以降略)。
この人がPrince of Walesの場合:
- HRH The Prince Charles of Great Britain, The Prince of Wales
- HRH Charles, The Prince of Great Britain, The Prince of Wales
となります。
ただし、一般的に'The'は省きます。また、家系図などでは省く傾向があります。
また、上記Prince of Walesの人の子は:
- HRH Prince Wlliam of Wales, Prince of Great Britain
- HRH William of Wales, Prince of Great Britain
となります。
この人たちの場合、家の号(仮にそう呼んどきますが'of Wales'とか'of York'とか)があるので、混乱を避けるためもあるのかもしれません。
あんまり疑問の解決になってないなぁ。まぁメモだしこれで堪忍してください。