[日本地誌/京都]

京都国際マンガミュージアムが11月25日に開館 / 2006-11-26 (日)

京都市と京都精華大学の共同事業として「京都国際マンガミュージアム」が2006年11月25日に開館しました。

東京などで報道があったのかどうかはわかりませんが、京都府下では大きくは無いものの一応ニュースになっておりました。

烏丸通御池上ルの元龍池小学校の現存校舎を改築し、公開ゾーン、研究ゾーン、収蔵ゾーンなどで構築されているそうで、現在28万点収蔵で、2008年までに30万点収蔵を目指すそうです(いずれも古今東西を問わず。また歴史上の関連資料含む)。

入場料が大人500円で、特別展は別途必要(ただし、オープン記念特別展は入場料に含まれる為に無料)との事です。

詳細は公式ウェブサイトでどうぞ。

入場料500円を取られることは少し残念ですが、まぁ、仕方ないでしょう。精華町には国会図書館関西館がありますし、これとあわせれば書籍文化好きな人には良い傾向になってきているように思います。

ちなみに、精華町と京都精華大学は何の関係も有りません。

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[日本地誌/京都]

『マリア・テレジアとシェーンブルン宮殿展』8月26日より始まります - 京都文化博物館 / 2006-08-23 (水)

オーストリア大公、ハンガリーおよびボヘミア女王にして神聖ローマ帝国皇后といえばマリア・テレジアですが、その彼女と居城であったシェーンブルン宮殿をテーマにした特別展が京都文化博物館で8月26日から10月9日まで行われます。

絵画だけではなく、衣装宝飾品が展示される予定ということですので、アマチュア服飾史研究家(?)の私としては楽しみです。

皆さんも是非どうぞ。

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モーリス・ユトリロ展 高島屋京都店 / 2006-01-31 (火)

のせなおさんが紹介されているのを読んで、28日の午後3時ごろに行ってまいりました。 実はユトリロ自身の名は知っていたのですが、実際にじっくり作品を見たのは多分初めてです。今までに行った美術館でもあったのかもしれませんが、私は興味の対象が狭い為に見逃していたのかも。

で、感想ですが・・・・・・。

こんなに悲しい展覧会は今までになかった。

彼はアルコール依存症治療の為に絵を描き始めたのですが、初期のその苦悩がにじみ出ている所謂「白の時代」の絵は確かに素晴らしい。

ただ、母と義父がマネージメントするようになり彼らの金のために絵を描かされた「色彩の時代」、母の没後に結婚した奥さんのマネージメントによる白の時代の絵画を基にして書いた時代、これらの時期の絵は非常に痛々しい。

確かに技術もあるのだろうし、女性の異常な腰のハリ等のユトリロ的なところは確かにあるし、それだけを見れば、まぁ、普通の絵画だろう。

しかし、我々は「白の時代」の魂のこもった苦悩の絵画を知っている。それと比べたとき、魂というか生気が抜け落ちていくように感じる絵画を見るのは非常につらい。悲しい。

まぁ、展示手法がそのような手法でもあったのだが、それでもあまりに対比が成り立ちすぎてて、悲しみに襲われずにはいられなかった。

晩年のワーズワースの詩が一部の文学者には不評なように、芸術家には時にはそういう人がいるのだけども、ここまで極端な人は珍しいのではないか。しかもその大部分が本人の責ではないところが余計に悲しい。

白の時代のモンマルトルの光景は、2000年に訪れた私にとって非常に懐かしいものだった。

のせなおさんのアドバイスに従って、半額になる6時以降にいこうとしていたのですが、昼過ぎの親戚訪問がキャンセルになったので、3時ごろに行くことにしました。

最初未だ用事がキャンセルになっていないころ、高島屋のレセプションで閉館時間を訊こうとして「ユリトロ」といってしまったのは私です。何気に口元が笑ってはったなぁ(笑) 頭ではわかっていても、つい間違えてしまいます。

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さようなら… / 2006-01-28 (土)

長年河原町の文化発信拠点だった京都スカラ座、京都宝塚劇場、京極東宝劇場が2006年1月28日に閉館しました。

河原町三條よりスカラ座・宝塚劇場を眺める

河原町三條よりスカラ座・宝塚劇場を眺める。2006年1月27日

東宝自体が二条のシネコンに力を入れ、町中の小規模の映画館を整理していく中の出来事で、非常に残念なことです。

同京宝ビルのテナントに入っていた大型書店ブックファーストもあおりをくって撤退します。昨年10月に近くの丸善も閉店しており、BALというビルにジュンク堂書店が進出しているものの、河原町通の文化的衰退は目を覆うばかりです。古書店がいくらか残っているのが救いでしょうか。

ちなみに、京宝ビルは建て替えられるそうですが、その後にはファーストリテイリング系の店が入り、丸善跡にはカラオケがはいるという、やめてくれ的な展開が待っているようです。嗚呼。

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京都、厳戒態勢 (11月12日) / 2005-11-14 (月)

15日にアメリカのジョージ・ブッシュ大統領が入洛するのを控え、京都は厳戒態勢がひかれています。私が所用で京都まで行ったのは12日の土曜日でしたが、既にあちこちに警察官がいるような状態でした。全国各地から警察官の方々が集まってきているようでした。皆様ご苦労様です。

最初河原町通りを北上していますと、四條と三條の間で活動するパトカーおよび警察官がよく見かけました。普段のあの通りの両端には車が止まっているのですが、ちょっとでも止まっていようものなら警察官が近づいていってどかせているのです。怪訝な顔をしているドライバーに「◎△□が来るからどけて」と言っているように聞こえました。

ブッシュ関連だとしても今からじゃまな車をどかせる、というのはちょっと気が早いような気もします。それで少し気になりながらも三條の回転寿司屋でよこわとカンパチを食していると、少々音のずれたミッキーマウスのマーチの替え歌をアカペラで歌っているおばさんの声がします。

「ん…」と店の外を見遣ると…。

デモ隊でした。何かをアピールしながら行進していました。

食べ終わった後、三條のバス停から市バスに乗り荒神口まで行ったのですが、その途中でさっきのデモ隊の横にバスが並びました。よく聞いてみると、替え歌の合間合間にそのおばさんがシュプレヒコールをあげています。

「ブッシュ反対!来るな、帰れ!」

あと、何か平和主義がどうたらと行っているような気もしましたが、なるほど左派市民団体の皆さんでしたか。さすが京都。お疲れ様です。

さて、用事まで少し時間があったので、御苑で休憩することにしました。

厳戒態勢の京都御苑 2005年11月12日

京都御苑・奥に見えるのが迎賓館(のハズ)

2005年11月12日撮影

荒神口のバス停から法成寺殿址の碑のある通りを抜け、御苑の横の小道に沿って北上します。すると、警邏棒を持った警察官の方とすれ違いました。その人は愛想よく「こんにちは」といわはりました。なかなか官憲への好感度がアップしました。

そして梨木神社の横の入り口から御苑に入りました。 すると警察関係の車両が何台求まっているは、警察官がかなりいるわ、まさしく厳戒態勢です。

それもそのはず、そこから北をみればすぐそこは迎賓館なのです。幸いなことに職務質問は受けませんでした。

今回受けた印象として、確かに厳戒態勢なのですが、河原町通りの有無を言わさぬ取り締まり体制とは違って、御苑の方々は非常にソフトな感じがしました。人当たりがよいとでも言うのでしょうか。広島ナンバーの車が止まっていたので、広島の警察の方なのかもしれません。

とにかく何も事件がなく無事に終わってくれることを願います。

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『イスラーム世界・料理の集い』 ご案内 / 2005-10-03 (月)

京都のイスラーム留学生らによるイスラーム文化センターは、イスラームに対する偏見と誤解を少しでも解こうと色々活動をしてはりますが、京都ムスリム協会と共同主催で『イスラーム世界・料理の集い』(通称: イスラーム・フード・フェスティバル)を今年もまた開催しはります。

5日ぐらいからイスラーム諸国では断食月(ラマダーン)に入ります。ラマダーンの月には日没とともに豪勢な食事を取ります。この断食明けのご馳走イフタールを日本の人にも楽しんでもらって、交流を図るというのがこの会の趣旨です。

このフード・フェスティバルは二部に分かれ、一部が京都大学の小杉泰教授(日本のイスラーム学の第一人者の一人)による講演が一部、お食事会が二部となります。ちなみに、基本的にイスラームは勧誘をしないとされている宗教なので、イスラームへの勧誘活動はしていないですし(昨年実績)、信者ではなくとも、無神論だとしても参加はオーケーです。誤解の無い様に言っておきますが、私もムスリムではありません。ついでにいうと事前の申し込みは必要ですが、無料なのでお気軽に参加できます。

開催日時等は以下の通りですが、細かい事はイスラーム文化センターのサイトの「イスラーム世界・料理の集い」ページを見てください。

そうですねぇ、センターでアラビア語とか習ったりしているウェールズに行っていた人から聞いた、とで電話口で言えばより親切にしてくれはるかもしれません。

日時:
2005年10月15日(土)15:30~19:00
場所:
京都市国際交流会館(075-752-3511)東西線蹴上駅から徒歩6分
参加費:
無料。但し事前のお申込が必要です。下記にお電話でお申込下さい。
申込先:
イスラーム文化センター (075-231-3499)。 受付は10/1(土)~10/11(火)の12:00~18:00(日曜は除く)
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豊臣秀次公の墓 - 京都・慈舟山瑞泉寺 / 2005-06-24 (金)

先日大河ドラマ『功名が辻』の制作発表の模様がニュースになっていた。『功名が辻』といえば、司馬遼太郎原作の山内一豊の妻千代を大フィーチャーした小説である。原作自体は、はっきり言うと作者の余談や回り道が多すぎて小説としては余り出来が良くないが、登場人物の性格付けや描写はさすがで、主人公の千代が魅力的にあいあがっており、それが小説自体を「読ませる」ものにしている。そういう意味では成功している作品であるともいえる。

というわけで、これを面白いドラマ化するには、脚本家の技量が必要だろうし、千代役の女優の演技も重要だろう。数年前に民放でやっていた檀ふみ主演の『功名が辻』は時間の都合で数回しか見れなかったが、中々魅力的な千代の仕上がりだった。今回は仲間由紀恵だそうなので、是非とも頑張っていただきたい。

慈舟山瑞泉寺正門

慈舟山瑞泉寺正門

2005年5月7日撮影

『功名が辻』は山内一豊の周りの話なので、当然中盤は秀吉・秀次政権の中心地であった京が舞台となる。『新撰組』『義経』『功名が辻』と続いて京都が重要な位置を占める大河となるわけで、観光局は商業的にすぎない程度に頑張っていただきたいものだ。

さて、文庫版『功名が辻』第二巻のハイライトはいわゆる秀次事件である。豊臣秀吉が一旦は関白職を譲り後継者とした甥の秀次を謀反の容疑で自刃に追いやった事件である。秀次自身は高野山で自刃したのだが、秀次の妻子等三十九人は京の三條河原で処刑される。当たり前だが、これは関白の縁者に対して行うべき待遇ではない。この凄惨な光景をしばしは生々しく描いている。

地獄とはこうか、と京のものは戦慄した。

虐殺が終わると、刑吏達は穴を埋めはじめ、たちまち盛り土ができあがった。

…この塚のよび名を、秀吉がそう呼べと命じたのかどうか、
「畜生塚」
とよばれた。

豊臣秀次公の墓

豊臣秀次公の墓

2005年5月7日撮影

司馬氏がこの様に描いている塚には石塔が築かれたようだが、鴨川の氾濫などによって所在がわからなくなってしまう。しかし、1611年になって、当時高瀬川を開削していた角倉了以が墓石を発見し、高瀬川沿いに現在の木屋町通りを三条通から少しくだった所に塚を再建し祀った。これが後に秀次の法号瑞泉寺殿からとって慈舟山«じしゅうざん»瑞泉寺«ずいせんじ»となったのである。

274 寺の門を入って右の奥に秀次公の墓と称する塚があり(悪逆塚ともよばれるらしい)、一族を慰霊する五輪塔などもある。また、処刑された正側室や用事などに関する資料や辞世も寺で展示されており、ため息をつかざるをえない。

寺へは、文字通り、三條木屋町を五メートルくだるだけなので簡単に行けます。木屋町通の東側に門が見えるし、写真でわかるように「豊臣秀次公之墓」ともあるのですぐにわかるでしょう。

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鴨川納涼床・貴船川床始まる / 2005-05-03 (火)

ういちゃさんのところでもあるように、鴨川で納涼床が5月1日から始まりました。今年は既に暑すぎますので、盛況となることでしょう。

一方鴨川の源流にあたる「京の奥座敷」貴船でも、川床(納涼川床)が同日始まりました。実は私は鴨川の方では食事をしたことがないので何ともいえませんが、こちらの方をおすすめします。やはり山の中だけあって、涼しい。水もきれい。蚊も何となく少ない。もっとも今年は大河ドラマの影響で人が多くなるかもしれません。貴船と鞍馬は隣接しているので。貴船名物といえば、料亭の前で車を遮るようにしてたっている呼び込みの仲居さんらです。今はどうだか知りませんが、留学前に行ったときは健在でした。

ぜひ、鮎の塩焼きに舌鼓を打ってくださいまし。

さて、ういちゃさんのところでも話題になっていましたが、ここらで京都における常識について。

鴨川の納涼床は「のうりょうゆか」と読みます。貴船の川床は「かわどこ」と読みます。京都の人は前者を単に「ゆか」と呼ぶ事があります。「川床」は決して鴨川の方には使われません。ガイドブックなどで「鴨川の川床」とフレーズが出てきたら、それは誤りです。京都の人の中には、貴船の方をも「ゆか」と呼ぶ人がいますが、これは許容範囲のようです。

参照

  • 京都・貴船 貴船観光会青年部と貴船神社による貴船のオフィシャルなサイト。料理店の案内もあり。馴染みではない人はまずこちらで情報収集を。
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