[日本地誌/その他の畿内]

「ミラノ展」行ってきました / 2005-10-03 (月)

以前ご紹介した大阪市立美術館の「ミラノ展」に行ってきました。9月24日のことなので、もう一週間すぎてしまいましたが。

結論を言ってしまうと、「ダ・ヴィンチがやってくる!」というキャッチコピーに惹かれていった人には期待はずれ。他に目的があっていった人にはまずまず満足。といったところではないでしょうか。

なぜかというとダ・ヴィンチ作品は2作品程度しか来ていないし、しかも彫刻向けの素描であるから、「ダ・ヴィンチがやってくる」と聞いて意気込んだ人は肩透かしを喰らったようになるだろう。

ミラノは昨日のNHKの番組でも映っていたように、サンタ・マリア・デル・グラツィエ修道院の『最後の晩餐』が最大の美術作品といっても良いが、ようするにダ・ヴィンチの影響が濃すぎる街である。したがって、ミラノ美術史において、ダ・ヴィンチの呪縛がキーとなってくる。

と言うわけで、今回のような通史的に展示をしているようなところの場合、こういった流れに注目したほうが面白い。特に今回はローマから出しているので、「古典」時代と「古典復興」時代の捉え方の違いとか、ダ・ヴィンチの影響がどこまで続いているのか、それへのカウンターはどこで始まるかなど、色々見方はあるだろうと思う。

もちろんそんな小難しい事を考えずに気楽に見ることもできる。このサイトのテーマとしてはミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァ夫妻の肖像画が興味深いといえる。

まぁ、個人的には現代美術は省いて元ルネサンス以降を増やしてくれたほうが良かったが、現代におけるダ・ヴィンチの影響はどうか、なんていう見方をする人にはいいかもしれない。(影響といってもいろんな意味があるけども。反対方向のものも。)

ちなみに、同日は天王寺公園でタイ・フード・フェスティバルが開かれていて盛況だった。美術館は同公園内にあるので、つっきっていったが、動物園からの臭いとタイ料理のエスニックな匂いが混じっていた。ステージ・イベントも結構見てる人がいたので、成功裏に終わったのではないでしょうか。

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