私がウェイルズでじっくりウェイルズ人と話したのはLampeterについたときである。Trawscambriaのコーチをおりて、大学への道を地元っぽい兄ちゃんに訊いたのだが、何を言っているのかさっぱりわからんかった。最初ウェイルズ語でしゃべられたのかとも思ったが、今から考えるとあれはウェイルズ・アクセントの英語だったはず。
私が初めてスコットランド人ときちんと話したのは、大学の食堂でスコットランド人の院生のおっちゃんと話したときだった。その人のグラスゴー・アクセントは訳がわからなく、何度も'Sorry?'を繰り返していたが、一年もするとわかるようになった。おかげで、帰国後グラスゴー出身の人と話したとき、「やっと私のアクセントをわかってくれる人がいた!」と妙に嬉しがられたもんである。
地元(Lampeter)の英語のアクセントに関しては、何年もいたのでだいぶ慣れたが、やはりパブによく言っていたときにめざましく習得した様に思う。
さて、『アイルランド滞在記』の「Vol.030 英語学習法」でMissyさんが、アイルランドでbusを'ブス'と発音している人に遭遇し:
皆様、“ブス“って言われて”バス“だと分かりますか?
というように驚いた、ということが書かれていた。
ああ、そうだ。私はアイルランドには4、5日しかいなかったし、ダブリンは2日ぐらいしかいなかったけど、確かにアイルランドでも'bus'は'ブス'だったように思う。
もっともウェイルズ・アクセントでも'bus'は'ブス'で、私の耳は慣れきっていたために、'バス'と聞いても'ブス'に変換していたかもしれないけど。
上記の記事のコメントで、北部イングランドも'ブス'というコメントがあったけども、スコットランドもそうだったような気もするし、ウェイルズ・アクセントでもそうなのだとすると、結構外縁部の発音はそうなのでしょう。
もっとも、ウェイルズ語の場合、'bus'を意味する語は英語からの借用語'bws'で、これも'ブス'(もしくは'ブゥス'といった感じ)と読みます。だから、ウェルシュ・ネイティヴが英語で'ブス'といった場合、何となくウェイルズ語の発音規則の影響が強いような気もします。逆かもしれませんが。
おまけ1: ウェイルズ語の例:
- aros bws
- bus stop - バス停
- Dw i'n mind i Gaerfyrddin mewn bws.
- I am going to Carmarthen by bus. - バスでカマーゼンに行きます。
そういえば、今思いついたのだけど、「ブス」と読む利点: 日本人が苦手なのが'th'サウンドだけども、'bus'を'ブス'と読むと、'bath'と聞き間違えられない。ははは。



