初めに
2007年5月~8月末まで、関西ウェールズ会主催のウェールズ語勉強会が開かれていました。 関西在住のウェイルズ人(もちろんネイティヴ・ウェルシュ・スピーカー)2人に先生をしてもらい、毎週1時間半授業がありました。
内容はBBC Walesがウェブサイトで公開しているウェイルズ語テキストを元に、自分たちの話すウェイルズ語との対比も交えつつ、何とかGwers6まで終わりました。8月末で彼らがウェイルズに帰国しましたので、とりあえず勉強会は終わりました(自主的に続けるという企画も挙がってはいますが)。
特に最後の方は何回も現在形(肯定・否定・疑問)の復習をしましたので、言うほど進んではいないのですが、8月末で終わるということがわかっていたので、先へ先へと中途半端に進むよりはしっかり復習してよかったように思います。
とはいえ、ほったらかしにすればすぐに忘れるのが語学学習の辛いところなので、(自身と参加者皆さんの)復習もかねてこのブログで少しウェイルズ語を取扱いと思います。 このブログ訪問者の方(ウェイルズ語を習っていない方)にもわかるように書いていきたいと思いますので、是非お付き合い下さい。
さて、ウェイルズ語は非常に方言が多彩な言語です。一山越えれば言い方が変わる・・・というのもよくあります。まぁ、おおざっぱに言えば、北部のウェイルズ語と南部のウェイルズ語で良く分けられます。南部といっても、スウォンジーやカーディフ辺りではウェイルズ語は話されていないので、おそらく中西部・西部のことを指すのでしょうが。
BBC Walesのテキスト自体は、標準的なウェイルズ語を扱っています。しかし、その中にも北部表現はこれ、南部表現はこれ、という表記がたまにあります。単語などの後ろにN.W.とあれば北部(North Wales)、S.W.とあれば南部(South Wales)と考えてください。ただし、どうやらそのテキストの著者自身は結構変わった方言の人のような気がします。
私自身はLlanbedr Pont Steffan (略称 Llanbed; 英語名Lampeter)のWelsh Teaching Centreで開催されていた"Welsh for Adults"という「ウェイルズ語を話せない大人向けのウェイルズ語コース」でビギナー向けのWLPAN、それに続くCwrs Pellachで合計1年半ほど少しかじりました。途中で忙しくなり止めてしまいましたが・・・。
このコースは一応Aberystwythのウェイルズ大学が主催という形なのですが、Ceredigion州(もっと言えばLlanbed周辺)の用法が多く取り入れられているようです。それはもちろんそのコースの目的が「地元のウェイルズ語を話せない人にウェイルズ語学習機会を提供する」ものであって、地元の話し言葉メインでやるのは理に適っているわけです。(基本的にLlanbedのある中西部のウェイルズ語よりも、北部のウェイルズ語のほうが由緒正しいとされています。少なくとも北部の人は良くそう言います)
ですので、今回私にとっては自分が習っている表現ではない表現が結構出てきたので、色々楽しめました。
もちろん、一からウェイルズ語を学ぶ場合は今回メインで取り上げるBBC Walesのテキストに載っている標準的なウェイルズ語を学ぶべきです。ただ、Llanbedあたりの表現を知っておく事も、まぁ、有益なので、tips的に説明を加えておくことがあります。
このブログでは主に以下の教材等を基にしています。
- 'Lean Welsh', BBC Wales
- 水谷宏 『毎日ウェールズ語を話そう』大学書林, 1995.
- Cwrs Wlpan: De-Orllewin Cymru 1999?
- Heini Gruffudd, The Welsh Learner's Dictionary, Talybont: Y Lolfa Cyf, 1998.