さて前回に思った通り今回は初心者駈歩に参加。茹だるような暑さの中、六頭立ての部班。今回の相手はキョウワキセキ。やや癇が強いような感じのする馬だった。実際に集合した時に拍車をはずすように言われる。
初心者駈歩は障碍馬場の隣の楕円形馬場で行う。蹄跡の内側に柵が置いてあるために内に入られることもなく、ある意味で発進や集会などを気兼ねなく練習できると言っても良い。
というわけで、七、八年ほど振りの駈歩。駈歩の出し方からみっちりやると思っていたが、そうでもないみたい。複合の時点で聞いていることが前提なのか、他の人が何回もこのレッスンを取っているからなのか。
簡単に言うと駈歩の出し方は:
- 姿勢を正してやや後ろに重心を倒す。
- 手綱を短くもって引き馬の頭を上げる。
- 外方の手綱で壁を作りつつ、馬を内へ向けさす。また、馬を左に曲げる時のように、外側の足を引き、所謂内方姿勢を作る。
- 内方の脚、もしくは外方の脚で強く推進。出るまで譲らない。
というものだが、それ自体は頭ではわかっている。しかし、わかっていても馬で乗った時にそれができるか。思った通りに身体が動くかを含めて、結構不安なものである。特に画一的ではない馬というものが相手だから。
というわけで、並歩・軽速歩で歩度の伸縮といったウォームアップ的なことをみっちりする。馬の反応はよく、リズム感も良い。ただ、少し回り多い虫を気にするぐらいか。
一通り終わったあと、全頭で駈歩発進。最初駈歩にならず速歩のままちょっと進んでしまったが、最終的にはしっかり出る。次に三頭ぐらいずつ微妙に時間差をつけて駈歩発進するが、どうもこっちの明確な指示を待たず、前の馬の駈歩につられて出る感じ。部班は馬の群衆性を生かした練習法なので、駈歩を発進するコツをつかむという点では、それはそれで結構なのだが、自分の駈歩の練習という点では、それでよしとするわけにはいかない。
次に一頭一頭出していく。これなら前の馬につられることはない。で、出す。最初の二回は逆手前で出てしまった。左手前で練習しているので、左前足がガァーっと出なくてはならないのだが、右の方が出てしまっているのである。逆手前で出る最大の原因は、おそらく内方姿勢がちゃんととれていないことである。なので、まず意識して馬の内へ向けさせ、外方の脚を意識してきちんと後ろに引く。そして内方で強く推進すると、きちんと出るようになった。やはり、楽をしないで基本通りやらないとダメという事だろう。
先にこの馬は癇がやや強いと言うことを書いたが、強く扶助をしてしまった時に馬とやり合うような格好になってしまったことがあった。いかに優しく乗るか、それをこれから気をつけようと思った。