[馬/轡心日記]

踏まれましたが、元気です。 / 2009-10-12 (月)

台風一過、秋の色が日に日に濃くなってきておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?。

本Ineffabilis!の更新が全くなされていないことに対してお詫び申し上げます。仕事面でいろいろ忙しく、筆無精ぶりに拍車がかかっておりますので、サイト再構築が進んでおらず、それに伴って更新に足るような内容の執筆も進んでおりません。

一方で、憂さ晴らしと体力作りもかねて、一時期停滞していた乗馬も最近は積極的に行くようにしています。

先々週に行ったときに写真を撮ってきましたので、近況ご報告代わりにアップロードしておきます。

サイキョウリズム サイキョウリズムと私

騎乗前のサイキョウリズムと私(2009年10月3日撮影)

乗馬クラブもいろいろ変わっていきます。先日ある馬(上記とは別の馬)が腸捻転か何かで無くなったことをネットを見ていたら知りました。洗い場の表示は変わっていませんでしたが、確かに馬房は空になっていました。

馬(サラブレッド)は非常に繊細且つ弱い生き物です。

ちょっとしたことで死につながる病気や怪我をしてしまいます。

私はこの馬には乗ったことがありませんでしたが、乗ったことがある人なら、空になった馬房を見て、改めて「命」の尊さを知ることになるでしょう。

乗馬クラブには小さい子供が多くいますが、この子等がこの馬の死から何かを学んでくれれば、この馬も天で微笑んでくれるでしょう。

お疲れ様、ラストメイチャー

お疲れ様、ラストメイチャー(2009年10月3日撮影)

こうして現役中に急に生涯を閉じる馬もいれば、老齢まで頑張って勇退という馬もいます。

私も乗ったことがあるラストメイチャーが11月をもって勇退するようです。御年25歳(人間年齢に換算すると大体60代後半)。今後はゆっくり予定を過ごして欲しいです。

そういったことをいろいろ思いながら最近は3級を目指しつついろいろやっているんですが、先週の10月10日の土曜日、乗り終わって、その時に乗った馬の右手に立ち、顔を拭いていました。

ぐらっ…。

馬が右に傾きました。

あれっ…。

お、重い、って踏んでる、踏んでるぅ。

足が平べったくなっていく感触…。

急いで馬を左にどけ、洗い場を走って指導員を捜して言いました。

「踏まれた踏まれた!」

実際、骨には何も影響なく、左足の第二趾、第三趾、第四趾の打撲でした。

特に第二趾は爪の付け根部分から出血があり、若干赤くなって腫れており、押すと痛いのですが、まぁ、何とか大丈夫です。

普通、乗馬ではしっかりと気をつけていれば踏まれません。

私は馬術部に1年だけ居た関係で、中途半端に慣れてしまっており、ぼけらーっとしながらやっているから、こういった事態になっているわけです。

実際、私はある馬に1回、もう一頭の馬に2回噛まれてしまっています。 さらにまた今回違う馬に踏まれてしまうと言うことになったわけです。

あはははは。

まぁ、実はこういった事件もうまく使っていけばより馬と良い関係を気づけていくことになります。2回噛んで来た馬も、今は乗ることになって洗い場で会えば、「また、お前かぁ~」と言う顔で迎えてきます。レッスンの間も「お前やったら、しゃあないなぁ」という感じで、以前よりうまくコンタクトが取れているように思います。

おそらく今回踏んできた馬も、次回会えば「すまんすまん、お前が顔拭くから捩れてしもてん。体重はかけてなかったやろ?」という様な顔で嘶いてくれるでしょう。

こういったことがあるから馬は良いんですよねぇ。

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轡心日記 京都サーキット・D(Cross Bar)Class・アグネスエンジェル / 2004-09-20 (月)

前回書いたようにクロスバー部門にエントリーした。サーキット(競技会)自体は20日の月曜日だから、本来は土曜日か日曜日に乗っておくべきだったが、所用のためにできなかった。前回のレッスンが散々だったから不安なままに当日を迎える。

サーキットがあってもレッスンなんかは普段通りあるからか、サーキット自体の集合は朝の5時45分である。ひえぇーっ。と言うわけで4時半頃に家を出る。本来、各種目別に集合・馬装時間が決まっていて、まぁ、それまでに行けばいいのだが、その出走テーブルの発表が金曜日で、前述のように確認しに行けなかったので、早めに行っておくことにした。もちろん電話すれば良かったのだけれど、前の人の競技も見たいし、行っていきなり乗るのも緊張するし。と言うわけで付いてテーブルを確認すると、D(Cross Bar)クラスは、7時5分馬装開始、7時半馬場集合、7時50分競技開始だった。がくっ。早すぎた。

とりあえず、乗り馬の確認をすると、アグネスエンジェル。うーん、乗ったことがない。私を含めてこの馬には3人の人が乗り、その内の一人の人の鞍と絡を使って馬装するようにとの指示があった。当然そういう人は専用馬指定なんだろうなぁ、と思った。専用馬というのは、追加料金を払って、その馬を指定する優先権を数回獲得するシステム。私はお金がないので、そんなことはしてません。だからどんな馬がくるかはその当日になってみないとわからない。

服を着替えて気づく。色つきのをもっている人はいるものの、たいていの人はフォーマルな白キュロットをはいている。ジョウランという障碍で着るフォーマルな上着を着ている人もいる。翻って私は下はジャージ、上は白いポロシャツだ。恥ずかしい…。私も昔は黒いキュロットをもっていたけど、いろいろあって無くしてしまった。再開して以来まだ買っていない。まぁ、クロスバーはドレスコードがないようなので、開き直る。結局キュロットではないのは私一人だった。ははは。

というわけで、ぶらぶらしたり、先に始まったC(60cm)クラスの競技を見たりして待つ。7時過ぎになったので、洗い場に行くが、まだ鞍が出ていない。馬を用意しようにも他の人の持ち鞍なので、出ていないと馬装しようがない。と言うわけで、一端クラブハウスの方に入って、障碍の経路を確認。障碍飛越競技の場合、決められた順番に障碍を跳んでいくので、乗り手が順番をわかっていた方が良いのは言うまでもない。

京都サーキット2004年9月度クロスバークラス競技経路図

京都サーキット2004年9月度クロスバークラス競技経路図

コースは左図の様になっている。黒い線が障碍。数字が書かれている方が手前で、そっちから跳ぶ。スタートは'S'と書いてき 1000 ?るところ辺り。その辺りで敬礼してから計時開始である。障碍間は基本的にどのように走っても良い(あんまり変だとアカンが)。

ポイントはいくつかあるが、まずは3番障碍を過ぎて急角度で曲がって4番障碍へ向かうところ。急角度とはいえ、3番通過後まっすぐ出て、大回りして4番にまっすぐ入らなければならない。さらにその後は5番のダブル。さらに7-8-9番のコンビネイション障碍(ひょっとしたらトリプルかな)。ここでも、しっかり推進してまっすぐはいらなければならない。

といった辺りを頭に入れ、洗い場に戻ると、女性がアグネスエンジェルの馬装をしてはった。どうやら持ち鞍の人のようだ。アグネスエンジェルにかつては乗っていたということらしいので特徴を訊くと、止まり癖がある、と言うことだった。つまり、障碍の前で躊躇しやすいということだ。ならば、しっかりと推進しなければならない。

馬装をほとんどしていただいた頃に集合になった。しかし、もう一人の人がいない。仕方なしに馬場の方へ馬を引いていく。競技前に指導員の人らが各馬に乗りいわばウォーミングアップをすることになっていたので、引き渡す。ちゃんと動くようにしっかり乗っておいてください、と頼んでおいた。

その間にルール説明がなされた。現場ではここまで詳しくいわれていないが確認しておくと、障碍競技の場合は普通はまず減点法である。バーを落とすと一つの障碍につき4点減点。反抗といって、馬が障碍を跳ぶのを嫌がって止まったり脇にそれても減点4。反抗が三回あると、三反抗失権といって失格。さらに順番を間違って障碍を跳ぶと経路違反失権。あとはタイムオーヴァーで失権なんてのもあるが、まぁ、このクラスの場合はそんなに関係ないだろう。

で、問題は同点の者が複数いた場合はどうなるか、ということだが、普通はタイムトライアルとなる。つまり同点の者の中で一番早い時計でゴールした方が勝ちである。ところが、京都サーキットのD Classでは特別ルールが適用される。すなわち、規定タイムを設定し、同点の者の中でそのタイムに一番近いものが勝ち、というルールだ。どうやら、このクラスでタイムトライアルをやると、速く走るために、障碍に対して斜めに入ったりして変な癖が付いてしまうために、あえてこのルールにしているという。

規定タイムは指導員の人が実際に馬でコースを走って設定するという。で、うちらはその走りを見てだいたいの走行ペースを推測せねばならない。結局規定タイムは一分丁度ということになった。

走る順番は、アグネスエンジェルに乗る人だけ述べると、ある女性が1番目、私が5番目、持ち鞍の女性が9番目だった。しかし、1番目の女性が来ない。時間が過ぎてしまったので、その女性は欠場となった。なので、私がアグネスエンジェルの最初の騎乗者になったのだが、持ち鞍の女性を最初にしようとサブチーフが言わはったので、その女性が9番目から1番目に繰り上がることとなった。まぁ、私が初めての競技だと言うこともあったからかもしれないし、鞍がその人の者というのもあったかもしれない。しかし、その女性は想定していない自体にあわてて準備にかかられた。

さて、競技馬場の横に待機馬場というものが設けられており、 1000 競技者はその前の前の人ぐらいの競技中に待機馬場内の障碍を二回だけ練習で跳ぶことができる。もちろん1番目の人はあわてて練習、そしてすぐ競技、とあわただしいものだった。しかし、いきなり減点0のパーフェクトな演技。タイムはこっちではわからないけども、いきなりこれはへこむなぁ。つまり、満点を出さないと勝ち目はないということだし。いくらクロスバーならさほど満点は難しくないとは言っても。もっとも、私も乗る馬で満点を出してくださったのは、かなり有り難い。なぜなら馬がそれを覚えているだろうから。

さて、ついに私が待機馬場に入る時がきた。駈歩を出して一回目を跳ぶ。うーん、障碍前でちょっと速歩に落ちるような感じで跳んだ。これが止まり癖か。二回目も同じようなもので、跳ぶには跳んだが、怪しい、という不安だらけのウォーミングアップになってしまった。ただ、これで馬の癖もわかったし、気をつけるべきものもわかった。つまり基本的な「障碍前で身体を起こしてしっかり推進する」というのをキチンとすべき、というものである。

4番目の人が第6障害をクリアした頃に馬場に入り、駈歩でスタート地点へ向かう。前回のレッスンで駈歩は心が散々だったので、一応騎座をも使って出すと、スムースに走った。アグネスエンジェルに好感を持つ。

前の人がクリアして、自分の順番になったので、敬礼するとスタート開始のブザーがなる。スタート地点から5番障碍と8-9番障碍の間を通って、反時計回りで1番障碍へ向かう。さぁ、跳ぶぞ、という時なった右の鐙がはずれそうになってしまって焦る。何とかそのまま跳んで、鐙をちゃんと踏み直した。2番障碍は1番障碍を跳んで左に折れなければならないのだが、鐙に気を取られてもう少しでそのまままっすぐ行きそうになって、また焦る。何とか跳んで、3番障碍はまともに跳んだ。

そのまま右に曲がって4番障碍に向かうのだが、このカーヴが思ったより急角度で、4番を斜めに入ってしまう。うわー、これはイカンと思ったが、すでに修正はきかなかったので、思いっきり跳ばせた。何とか跳んだ。まぁ、クロスバーだから良かったようなものだが。やっぱり、緊張とパニックで前が見えていなかったんだなぁ、と今では思う。ただ、4番を過ぎた当たりで、開き直り気味に落ち着いた。ダブルの5番をしっかり推進して真っ直ぐ跳ばせてクリア。くるっと本部席前を通って6番に向かう。だいぶ落ち着いてきたので、「はいっ」と声を出しで人馬共に居合いを入れてクリア。

さて、6番から7-8-9番に向井ルートは二通り考えられる。3番障碍の内側を通るか外側を通るか。タイムトライアルなら内側を通った方がタイムを稼げそうだが、その後に待っているのが三連の障碍なだけに、外側を通った方がより真っ直ぐ走る距離が長いので、しっかり跳ばせることが出来るのだ。しかも、規定タイム方式で、且つ結構ゆっくり目の騎乗で出されたタイムなので、迷わず外側へ持ち出した。

三つの障碍間で強く出したこともあって、一番最後の9番の時に結構怪しかったが、何とか減点0でクリア。あー、よかった。これでたとえ負けたとしても「減点0で負けたんやから運の差や」という良いわけが出来るというもの。だって乗っていて自分の走行タイムなんてわからんもの…。

自分の競技が終わる㍊ad1 ??、とりあえず馬を厩舎に戻してください、といわれたので、洗い場で馬装を解く。解き終わった頃に持ち鞍の女性も来られたので、いろいろ競技の話をしつつ、厩舎に戻すのをお任せして、クラブハウスへ戻る。スポーツドリンクを飲みつつ顔を洗い、とりあえず汗をぬぐって、競技を見学に。そのころにはすでにA(100cm)クラスのためのウォーミングアップが始まっていた。

本部席(というほど大層な物ではなくいつも置いてあるただのテーブルだが)の所に、採点表があった。ちょっと見てみると、一人の人を除いてみんな減点0。肝心のタイムは、最初に跳ばはったアグネスエンジェルの持ち鞍の人が59秒16。で、私は1分0秒64だった。百分の一秒の位は記憶が曖昧。この二つが一番近いようだった。で、規定タイムが一分だから。うーん、ということは、その女性が0.84秒差。私が0.64秒差。むむむ、ひょっとしてわずか約0.2秒差で私の勝ちか。でも、ひょっとして、規定タイムオーヴァーはダメ、とかいう隠れルールはないだろうな。といった変な疑心暗鬼にさいなまれつつ、100cmクラスを観戦。さすがに迫力があるし、上手い。ええのぉ。

100cmクラスがおわると、30分後に表彰式ということなので、いろいろ馬の写真を撮ったり、相変わらず疑心暗鬼にさいなまれつつ時間を過ごす。が、異様に眠気が襲ってきて、カフェテリアのところで、少しうとうととする。

で、結果は無事に優勝していました。表彰式でトロフィーをいただいて、写真も撮られました。副賞に騎乗券10枚、とか欲しかったのだけど、そこまでのサーヴィスはなかった。ぐぅ。参加者の人から「おめでとう」といわれた時は、大いに恥ずかしかったけれど、うれしかったです。ただ、やっぱりキュロットでないのは、恥ずかしい。

今回の勝因は……うーん……このルールでは、減点0で跳んだらあとは運のような物なので、じっくりと立て直しつつ乗ったのが良かったように思います。あと、先にアグネスエンジェルに乗ってくださった女性が言いタイムで走ってくれたので、馬がそれを身体で覚えていたのも良かったように思います。あんまり乗り手が勝因では無いような気もします、今回の私に関しては…。

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轡心日記 14鞍目・マジックセーラ (アングロアラブ) / 2004-09-11 (土)

実は最近スランプである。私の行っているクラブの所長兼社長の人が「10鞍目を過ぎた当たりからいろいろ悩み出す」と言っていたが、まさにそれだ。私が自分で不満な点は、押さえた駈歩ができなくなっていることと、駈歩の扶助の時に鐙が安定して浅く履けなくなったこと。この場合両者がスパイラル的に関係していることと思うのだが。先の社長の言葉は「日本人は楽しんで乗馬をやればいいのに、辺に真面目に深刻に悩みすぎて、乗馬を苦しいと思ってしまう傾向がある。皆さんはそうならずに気軽に指導員らに相談して楽しみながら乗ってください」と続く。私の場合は、むしろ理論的に、あれは違う、これも違う、とやっているのが楽しかったりもする。だって、形而上のわけわからん学問をやってきたのだから、これほど明確に結果がすぐ出ることは悩み甲斐もあるというもの。しかも悩む主題が馬なのだから、これ以上の悩みはない訳だ。

しかし、今回のマジックセーラとのレッスンは散々といってもよいほど非道いものだった。

前にも言ったとおり、今回は「目指せ初級障碍」というベタな名前のレッスン。どうやらクロスバーを駈歩で跳ぶらしい。クロスバー(二本のバーでXを作った障碍)自体は、先の初心者障碍で跳んでいたけども、あのときは速歩だった。私は馬術部時代駈歩で跳んでいたので、こっちの方が性に合いそうだ。

さて、今回の馬はアングロアラブのマジックセーラ。女名前だが男馬。セン馬だけど。 パイリーンと同様芦毛の馬だが、この馬の場合アングロアラブっぽく首が短く詰まった感じを受ける馬体だ。乗り味はどんなのだろう。

まず馬装完了後集合して障碍馬場に出て各自乗り込む。8人ぐらいの部班だったが障碍馬場だとさして気にならない。各自軽速歩を出して蹄跡行進。今度は駈歩で蹄跡行進。うーん、どうも速歩での歩度の伸びがない。脚が効かない感じ。

順にクロスバーを速歩で跳ぶことになるが、クロスバーの手前で思いっきり反抗される。反抗というのは障碍の手前で馬が止まったり、脇へそれて跳ばないこと。つまりは嫌がっているわけだ。脚の推進で有無をいわさず、誘導すべきなのだが、いくら脚を使っても、半ば強引に使っても、うまく伸びない。

指導員の人によると、マジックセーラは速歩が苦手とのことなので、もう駈歩を出すことにする。一端止めずにそのまま駈歩を出したからか、このときは素直に出ていた。

一端静止して、駈歩で跳ぶことを説明されてから、今度は駈歩でのクロスバー跳躍。

私の馬を出す順番が巡ってきたので、出そうとするが、うーん、出ない。うんともすんとも言わない。いや、言うのだが、バックしてしまう

馬を交代させる時は、腹を圧迫しながら拳を(手綱)を引けばよかったように思うが、そういった形にせずに普通に駈歩を出そうとしているのだが、どんどん後ろに下がって後ろの人に迷惑をかけてしまう。

何とか、鞭と拍車とさらに強めの外方脚を駆使すると、後ろに下がりきったところで、出た。

次の時には、前の人に㍊700 ??いて行く感じで、一端止まらせずに出そうとするも、蹄跡上のある地点で止まってしまう。

また、上と同じで、下がりきった時点で出る。

うーん。これが何回も起こる。うーん。

最後の最後で騎座による推進を目一杯することにする。

試しに並足で前に進む時に使うと、反応が良い。なので、駈歩を出す時に目一杯強調して使うと、やっとまともに出た。このレッスンの最後の跳躍の時だった。

ヘタに大学の馬術部でやっていたものだから、騎座での推進を強調すると、みっとも無く感じてしまう様になっていた。しかし、騎座の推進も主扶助であるのだから、やはり重要なのである。良い勉強になった。が、こんなに疲れるレッスンはもう懲り懲り。

レッスン後のミーティングでも「今日は大変でしたね」と言われてしまった。自分のへとへとだけど、後ろに並んでいた人に迷惑をかけたのがかなわんかった。アングロアラブがトラウマになりそう。

クロスバー自体はうまく跳べた。前回のバランス取りのレッスンがうまく作用した感じだった。

9月20日にこのクラブの京都事業所内で競技会があるらしいので、指導員に相談するとOKが出たので、試しにクロスバークラスでエントリーしてみた。すぐ上のクラスである、60cmクラスは初級障碍以上の人が対象だったが、私はまだそこまで行っていないので、易しい方を選んだ。今の状態だと結構不安だ…。

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轡心日記 13鞍目・シルバークロス / 2004-09-04 (土)

台風が近づく中の騎乗。その前に4級ライセンスの筆記試験を受ける。うーん、なんか怪しいな。結果は二三週間後らしい。

今日は初級駈歩。4級の技能は受かったので、初心者何たらは馬場以外は終わり、初級何たらに移る。初級複合というものがあったので、これが最初に受けるべきものかと思ったのだが、初級何たらに関しては、初級駈歩→初級複合というルートらしい。障碍に関しては、まず目指せ初級障碍、というものをクリアしてかららしい。ベタな名前やなぁ、ととりあえず突っ込んどいた。

本来このレッスンを担当する予定の人が用事で(たぶん競技会)でおらず、代わりに実技試験の時の試験官だったレッスンの責任者の人が担当。

初めてなのでどんな内容かはわからなかったのだが、今回は特別変わったことをするという。

軽速歩は普通、立つ・座るを二拍子で繰り返すのだが、座る・立つ・立つとか、座る・座る・立つ・立つという変則的なことをやり、騎乗バランスを鍛える。で、駈歩で、軽速歩のようなことをする。つまり、普通は立たないが、座る・座る・座る・立つをする。これが結構大変。バランス感覚のほかに、鐙の踏み方、姿勢をキチッとしなければいけない。

それからツーポイント駈歩の練習。腰を浮かせ前傾になり、膝を柔らかく使って乗る。このとき背を丸く曲げると競馬のモンキー・スタイルになるのだが、そこまで前傾にならない。駈歩時の馬の負担を軽減する乗り方である。

うーん、変則的なレッスン内容だ、ということだったが、かなり勉強になった。

シルバークロスは、連想されるとおりシービークロスの子。洗い場では結構やんちゃなのだが、乗った時には結構走ってくれる。ただちょっと押さえて乗ることができない時があり、実はこの辺が最近スランプなところ。馬が理由ではないように思うので、乗り方を考えねばならない。それ以外はまずまず良かった。

レッスンの途中から雨が降ってきた。雨は好きな方だが、手入れ途中に雷を伴った土砂降りになったのはかんべんしてほしかった。ただ、シャワーを浴びて着替え終わって、さぁ帰ろうと車に向かう時には雨が上がっていた。車に乗ると、また降ってきた。雨男の私には珍しいことだった。

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轡心日記 11鞍目(含4級技能認定試験)・カクテルパーティ / 2004-08-28 (土)

うーん、雨が降るかなぁ、でもなんか晴れていきそうだなぁ、という曇り。

さて、前回「馬が良かったら試験」といわれていたのだが、今回の馬はカクテルパーティ、牝馬である。乗ったことがないので良いのかどうかわからないので、とりあえず馬を出しに行く。

あれ?厩舎にいない。洗い場にもいない。もう一回行くと、厩務担当の人が馬房の掃除(中にひいてあるおがくずなどを入れ替える)をしてはったので、どっかに出してあるのだろうと、ほかのレッスンを見ながら待っている。しばらくしてから行くと戻っていたので、洗い場に出していそいそと馬装する。

集合してから馬場に出す。しかしなぁ、8頭だての部班ですか。さすがに多すぎます。

で、今回のカクテルパーティはパイリーンよりも良さげで、終わったら試験ということになった。

牝馬に乗る時のこつとしては優しく乗るということである。もちろんどんな馬でも優しく乗ることに越したことはないのだが。牝馬の場合身体が小振りで腹の巻き方も牡馬よりも薄っぺらいので、ガシガシ乗るよりも優しい当たりの方が馬も気持ちよいように思える。

カクテルパーティは大人しい。装鞍時も賢そうにまっている。大人しすぎると重いんじゃないかと思ってしまうが、この馬は重くなかった。鞍の腹帯を強めに締めると、だんだん気合いが乗っていくのがわかる。実際に騎乗すると、乗り味としてはがくがくする時があるものの、ちゃんと出てくれる。駈歩が出過ぎて、しっかり張らないと歩度が伸びすぎるぐらいだ。

いつもの通り、左右手前の駈歩発進・維持、速歩での手前変換などをこなして、レッスンは終了。他の人は引き上げていく中、一人で技能試験を受ける。

試験官である指導責任者の人がきて、指示に従って、手前を合わせた軽速歩、歩度の伸縮、駈歩、手前変換、等をこなしていく。

「はい、合格になりまーす」

という声までが長かった。

というわけで技能試験は通った。筆記試験を引き続いて受けても良かったのだが、昼からもう一鞍取っていたので、来週にすることにした。疲れた頭ではわかるものもわからないし。

終わった頃には晴れていた。道理で暑いわけだ。疲れた。

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轡心日記 12鞍目・バルトアトム / 2004-08-28 (土)

前回から約三時間後に騎乗。今回は初心者馬場である。馬場というのは馬場馬術、英語で言うとDressageで、要するに、フィギュアスケートの規定のようなことを馬でする。つまり、わかっている人じゃないと見ても善し悪しがわからんこととも言える。

この段階ではそんなにすごいことはしない。ただ、複合や4級レッスンでは斜め手前変換程度だったが、各個運動などもやり出す。各個運動とは、号令が出た時点で各自がそれをこなすこと。うーむ、説明しづらいな。

「全体」とか「先頭より」だと、号令が出た時に、先頭の人がそれを行い、後のものはそれについて行く形で命令をこなす。「各個」だと、号令が出た時に全員その場で命令をこなす。「各個に巻乗り」なんかはその代表的なもの。

今回は斜め手前変換、中央直進、左・右に進め、をこなす。

左・右に進めといわれたら、各個に直角に曲がって突き当たったら逆手前に回転する。これは大抵長方形の馬場の長い辺で行う。中央直進は、短い辺を使って、上記と似たようなことを先頭より行う。

先頭より左・右に進むこともあるし、二、三頭で中央直進をすることもある。こういった複数頭で同時に馬場を横切っている時、ほかの馬と馬面を合わせて走らせなければならない。

で、突き当たって回転する時、なるべく蹄跡まで出てから回転させるべきなのだが、他の人はそれよりも手前で曲がってしまう。なぜなら、馬は前の馬について行ってしまうし、何をするかわかってもいるので、さっさと曲がってしまうのだ。これを防ぐためには内方脚で外へ押し出すようにして曲がるのを食い止めなければならない。

私は結構出来ていたのだが、他の人はこの辺を理解していないのかなかなかできていない。指導員からも曲がるのを我慢させるよう指示が飛んでいるのだが、どうしても脚の押し方が甘いようで、できていない人が多かった。

はっきり言って、蹴るような扶助をしてきた弊害のように思う。馬場の場合、蹴って扶助をするやり方では細かい動きがしづらいし、今回のように押し出すことができない、私は思う。もちろん、これは馬場の最初期のレヴェルのレッスンだから、徐々に覚えていかはるのだろうけど、大変そう。普段の乗り方も変えないといけないし。一端覚えると楽だけど。

で、バルトアトムに関しては、うーん、馬場馬だからか、スカーっとした脚は出ない。この馬用の鞍が変な感じで鐙が合わなかったこともあるが、ちょっと脚の効きが鈍かったようもするけど、まずまずでしょう。

再び曇っていたけども、バテバテでした。

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轡心日記 10鞍目・パイリーン (アングロアラブ) / 2004-08-22 (日)

実は私、アングロアラブに乗るのは初めてである。大学の馬術部では私がいた時はサラブレッドばっかりだった。やめた後に一頭アングロアラブが入ったのだけれども、乗る機会はなかった。実家の近くやアメリカでウェスタン・スタイルで乗った時はおそらくクウォーターだったと思われる。道産子はダルマンで経験したのだが、そういえば中半血とかハノーヴァーとかもないなぁ。ここには中半血がいるけど乗る機会があるかな?

で、栄えあるアングロアラブ初体験の相手となったのがこのパイリーン。しかし、とんでもなく私を困らせる馬だった。ガタガタ月貴と今のところは双璧か、もしくはこっちの方が嫌な感じか。あくまで私の感覚だが…

毛並みは葦毛。胴が結構長く首も長い。あれ、アングロアラブって首と胴がは短いんじゃないのか。まぁ、サラブレッドの血が混じっているわけでそっちの方が出ているのかもしれないし、個人差かも。実際胴が長すぎて洗い場の後ろの壁(プラスチックかアクリルかそんな感じのもの)を簡単に蹴っている。

馬場に出していつも通り部班で並足→速歩。うーん、結構重いなぁ。

続いて軽速歩で歩度の伸縮。むむむ、なかなか伸びない。いや、伸びていることは伸びているんだけども、納得できるようなものではない。しかも、結構馬が躓くようになることがある。変に拍車がかかると馬によってはそういうことがある気がするので、気をつけて乗ってみるも、変な感じ。

それから左手前で駈歩発進・維持の練習。なかなか出ない上に維持のための扶助をしても躓いて速度が落ちてしまう。苦労していると何回目かに指導員からまさかの一言が:

「この馬左手前がちょっと苦手なので頑張ってください」

えーっ。

左手前というのは、馬が左前足を出して走ること、つまりたいていは反時計回りの時にこのように走る。で、ここのクラブではたいてい左手前でレッスンをするので、乗り手も馬も基本は左手前である。右手前が苦手な馬なら、まぁ、いいのだけど、左手前が苦手なら苦手な方で走らせないといけないではないか。

もっとも4級の試験では手前変換もあるし、左右の手前で走らせることができなければならない。というわけで、途中から斜め手前変換をして右手前で走ることとなった。

良かった、と思うまもなく次の試練が訪れた。

駈歩を発進する時、手綱を短めにして張り、馬の首を上げさすのだが、これは重心を後ろにして後ろ足で踏ん張って前足から飛ぶ、と言う動作をしやすくするためである。 で、実はこの馬、さっきも言ったとおり首が長い。つまり、ぐっと強めに張らないとすぐ首が下がってしまう。首が下がると重心が前にかかるのでよけいに躓きやすくなる。苦手な左手前ならともかく、楽な右手前になった時、この馬はすぐに気を抜いて首を下げてしまうのである。で、よけいに躓くことになる。

何ですか、それは。

発進する時に張るのは良いけれども、躓くのを防ぐためには、駈歩中も肩を開いてぐっと手綱を強く張っておかねばならない。これはしんど㍊334 ??。しかも、気を抜かせないためにしっかり脚を使わねばならない。

終わった時はふらふらだった。

アングロアラブってこんなものなのかなぁ、と思ってしまったが、どうもパイリーンがそんな馬なだけな様だ。指導員の人からは、私なら次にパイリーンに乗る時にはもっとうまく乗れているでしょう、とのことだったが、やっぱり乗りやすい馬の方が良い。

内容自体はそれなりに良かったので、次のレッスン後に実技試験を受けることになったのだが、やっぱりパイリーンの様な馬だったら辛いでしょうから、良い馬だったら試験にしましょう、ということになった。

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轡心日記 9鞍目・マサイ / 2004-08-08 (日)

今回から4級取得練習会«レッスン»。カンカン照りのこの日の相手はマサイといういかにも暑そうな名前の馬だった。

このレッスンでは全日本乗馬倶楽部振興協会4級ライセンスの技能試験の審査項目をクリアするための練習をする。

馬を出し、乗った瞬間何となくわかる。重い。

重いというのは、まぁ、出しにくいと言うこと。つまり乗り手の速歩・駈歩の指示に鈍感だったりする。

まず、速歩、歩度の伸縮、手前変換などを指示通りにこなす。うーん、やっぱり重い。シルクアルカディアのようなピリピリとしたムードはなくゆったりとして大人しい馬なのだけれども、もったりとした重さを感じる。しかし、私が大学の馬術部時代に乗った馬はたいがいそんな感じだったので、懐かしい感覚を体が思い出す。

駈歩発進の練習にうつる。一回目、やや重く出づらかったが、強めの扶助で気合いを入れるとなんとか出る。それで馬の方も気合いが乗ったのか、二回目以降はしっかりと出るようになった。

そういう具合に一端出だすと、こういう馬は結構走るもんである。発進した後、当然一周分は駈歩を維持しないといけないのだが、さして扶助をせずともしっかり走ってくれる。

そういう意味では、暑さでふらふらしてはいたものの、楽と言えば楽だった。

反省点としては、前回から日があいたこともあって、速歩の時にやや前屈みになっていたこと。指導員に注意されたので、途中から意識して乗るようにした。

やはり日が空くと、感覚も筋肉も鈍ってしまう。けれども最初の4級取得レッスンとしては上出来だったように思う。

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