[欧州地誌]

ハーラル五世陛下、7歳の女の子にちゃんと返事する / 2005-09-26 (月)

ノルウェイ北部に住む女の子が国王ハーラル五世に助けを求める手紙を出したところ返信が来た。その経緯は・・・。

ジーナちゃん(7歳)はガッカリし、腹を立てていた。おじいちゃんが夏にお泊りに来れなくなってしまったのだ。そこでジーナちゃんは、机に向って手紙を書いた。国王ハーラル五世宛てである。

王様へ。私にはおじいちゃんがいますが、泊まってくれません。助けてくださいませんか。ごきげんよう、ジーナ

お母さんにもちょっと手伝ってもらったそうだが、宛名にはこう書いた: オスロの宮殿の王様へ

ところが、オスロの宮殿から公式な便箋と封筒でちゃんと返事が来たのである。閣僚のBerit Tverslandの署名入りで以下のような内容だった。

国王陛下におかれましては、臣に対し、貴女の祖父君に関するお手紙をいただいたことに謝意を述べるようにと仰せになりました。残念な事ではありますが、王はこの件に関して貴女をお助けすることはできません。

この粋な計らいにジーナはもちろん家族もビックリし喜んでいる。父は「子供の手紙にも返事を出すように指示なされるのだから、民衆本位の国王だという事だろう」と感心し、当の祖父も狩猟シーズンに泊まりに来る事をジーナに約束したそうである。その祖父の事を許したジーナにとって、おじいちゃんはやっぱり「世界で最高のおじいちゃん」だそうだ。

宮内庁もこれぐらいの粋な計らいをやってくれるといいのだが。もうやっているのかも知れんけど。

1: 和田歩人 (2005/09/27 12:32)
全米が泣いた

おいらも泣いた!
2: 公爵 (2005/09/27 18:06)
なかなかいい話だと思いますが、一度こういうことを始めてしまうと、「私には返事が来ない!」という苦情が出てきそうですね。ま、手紙を書いた人もそんな狭量なことは言わないと思いますが・・・。
3: dzlfox (2005/09/27 23:02)
全愛が感動のために歌い出した
>和田様

ありがとうございます。私も密かにうるうるしました。しかし、「全米が云々」というキャッチコピーって良く映画宣伝で聞きますが、あれを聞くとアイロニックな、もしくはシニカルな方向へ考えが行ってしまうのは困ったものです(苦笑)

>Duke Hide the Uniter様

まぁ、実際の処大半の手紙は私設秘書が処理しているんでしょうけど。ただ今回は「七歳の女の子」が「おじいちゃんのことで」手紙を書いたからちゃんと国王までとどいたんでしょう。
これが「高校生」が「アフリカ債務国問題」についての手紙なら秘書官止まりに違いありません。
#ここでは、実際は秘書官止まりだったが国王の名で指示を出した、という無粋な推測は考慮の他としています(笑)
4: 月弓 (2005/09/28 00:30)
昭和天皇のときに、小学生が風船で出した手紙が皇居に落ちて、天皇が侍従に返事を出すように指示した、という話しはあります。
5: dzlfox (2005/09/28 08:44)
月弓様、はじめまして、ようこそおいでくださいました。
なるほど、そういうことがあったのですか。昭和帝のお人柄を表すエピソードですね。
今なら風船爆弾を再現したテロか、とか警備担当者があわててしまいそうですが…。
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