現在日本では国勢調査の調査票の回収が着々と進められています。個人情報の保護と国民の義務と板挟みにあっていらっしゃる方々のご意見があちこちのブログで読めるのでなかなか興味深いものがあります。うちの場合、父親が役場へ持って行ったそうです。徒歩二分だし。
さて、英国では2001年に国勢調査がありました。私は当時ウェイルズで院生をしていたいました。当時はイングランド人のン十年前に同じ大学を卒業した人の家に、その人とドイツ人の哲学の院生とシェアして住んでいました。
その家にも調査員のおばちゃんが来たので、私とドイツ人は大家に呼ばれて玄関先に降りていき、説明を受けました。
でも、やっぱりそこはウェイルズ。一筋縄にはいきません。ウェイルズ語版と英語版の二部ずつくれるのです。確かにウェイルズでは法によりオフィシャルなものはすべてバイリンガルです。でも、明らかに私は日本人なのに。この家にはウェイルズ人はいないのに。おもろいなぁ、そういうの好きだなぁ、確かに私はウェイルズ語習っていたけど。
もっとおもしろいのは、間違えるといけないので書き方を示しつつ、番号みたいなのを予めおばちゃんが記入して、ついでに名前も聞き取って書いてくれるんだけども、デフォルトでウェイルズ語版の方に書き込んでいるのです。
「おばちゃん、うちらウェイルズ語版の方は何についての項目なのか読めへんがな」
というわけで、ウェイルズ語版の方は記念としてとっておき、英語版の方を提出しました。いい時期にいたなぁ、と思います。ちなみに帰国後に知り合った現在近くのNOVAで講師をしているカーディフ人に見せたところ、感動していました。彼は17歳でオーストラリアに移住していたので。
さて、ハウスメイトのドイツ人は「ethnicの欄を答えなくてもいいか?」とおばちゃんに何回も聞いていました。曰く「無意味だ」さすが、リベラルなドイツ人論理学者。

